(32)区役所の仕事(まちづくり)

その他

 道路・公園・河川の維持・管理は区役所のまちづくりセクションの仕事です。各部署は、土木、電機、建築などの専門職で採用された職員で構成されています。私は行政職であり、かつこの部署に配属されたことはありませんが、何度か一緒に仕事をすることがありました。今回は「まちづくりセクション」の仕事についてお話しします。

私たちの住むまちを作る仕事

まずはまちづくりセクションの仕事について、列挙します。

〇公園・道路・河川・橋梁の維持管理

〇まちの景観整備

〇自転車対策

〇空き家対策

〇公共設備の維持管理(学校や区民センターなど各施設)

 こうやって見ると、私たちの生活に関わる仕事が多いですね。また、最近では、災害に強いまちづくりに向けた取り組みも重視されていると思います。私が在籍した区では、大小さまざまな河川があったため、台風が上陸した時は都市基盤の職員が、氾濫寸前まで体を張って、放水作業を行ってたのをよく覚えています。

数字・スケジュール管理のスペシャリスト

 私が彼らの仕事を見て思っていたことは、スケジュール・手順に従って着実に事業を進めていくことです。それは、まちづくりの姿を示すマスタープランを、外部識者による検討委員会やパブリックコメントなど長いステップをえて作成し、後はそれを実行計画に落として、着実に遂行していくことです。

 私が研修担当にいたとき、都市計画の部署から異動してきた部下が話してくれたことをよく覚えています。その子が言うには、「研修は事業計画を皆で検討し、毎年研修内容が変わるから、先が見えないことがある。一方、まちづくりは計画を定めたら、ひたすらその通りに動くだけなので、結果が見えている」とのことでした。未来が見えているというのが印象的ですね。「これからどうなる?ではなく、こうなる(計画のとおり)のが決まっている」とも言っていました。

 私が観光課在籍時、まちづくり系の部署と一緒にイベントをやったことがありますが、彼らは必要作業をガントリーチャートに落として、きっちりこなしていくのを見て、「あぁ、ちょっと違う人種だな」と感じました。日頃から数値、シビアなスケジュールと格闘しているため、イベントだろうが何だろうが、そのやり方が染みついているんでしょうね。

形に残る仕事ができる喜び

 まちづくり系の部署の最大のやりがいは、自分のやった仕事が形として残ることでしょう。つまり、自分が設計し、工事を指示した公園や施設が目に見える形として造られ、区民の皆様に利用されるので、これはテンションが上がりますよね。

 ある人工海浜公園の建設を担当した職員から話を聞いたことがありますが、「この浜辺の砂は強風でも巻き上がらないよう、千葉県の●●の砂を使っているんだよ。ここの滑り台やもう少し長くしたかったんだけど、法令に引っかかってダメだったんだよ」など、嬉しそうにマニアックな話をしてくれました。

 以上、簡単ではありますが、まちづくり部署の仕事について書かせていただきました。現場仕事は土木、電機など専門職が担いますが、事務職も説明資料の作成や、外部団体との調整などを行います。もし、まちづくり系の部署に配属されたら、区のまちづくりに直接かかわることのできることを気概に感じ、頑張っていただきたいと思います。

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