(24)区議会議員て何をやっているの!?

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 今回のテーマは区議会議員です。皆さん自分の住んでいる地区の区議会議員が何をやっているのか、そもそも誰なのか分からないですよね。もし、名前を言えたら相当なマニアです。今回はその区議会議員に焦点を当ててみます。

区議会員の役割をざっくりまとめると

 区議会議員については、ほとんどの人が「何やっている人?」と疑問に感じていると思います。そこで区議会議員の概要について、Q/A形式でまとめてみました。


Q1「選挙でえらばれるの?
→はい、選挙で選ばれます。任期は4年、25歳以上で立候補できます。落選したらただの無職になります。

Q2「いくらくらい給料もらってるの?
→区から支給され、金額は条例で規定されています。役職などで支給額が若干異なりますが、年収900万~1000万円くらいです(ここから社会保険料等が引かれます)。

Q3「何をやっているの?
→条例の制定や予算など重要な案件を議決します。また、区民からの陳情を受けるなど、区民の声を行政に届ける役割を担います。

Q4「毎日出勤しているの?
→毎日区役所の登庁する必要はありません。必ず出席する本会議の会期は年4回あります。1会期は長くても1か月。短くて2週間未満もあります。通常国会150日と比べると少ないですね。

私が関わった区議会議員関連の仕事

 基本的に議員と直接かかわるのは課長級以上で、一般職員が議員と関わることはありません。ところが、私は観光課など事業系の部署が長く、関わりたくなかったけど、仕事上議員と接することが多かった気がします。一部ですが、私が議員と関わったエピソードをお話しします。

〇真っ黒な補助金
 先述のとおり、選挙という審判を受ける以上、議員は確実に票を取るためお抱えの区民団体に貸しを作りたがります。ある年ですが、某議員が懇意にしているNPO団体にお金を払ってイベントを実施するために、その議員の強い強い要望で100%補助の補助金を付けたことがありました。

 内容がまあ、ひどい。イベントは低級、そして最悪なことに会計管理はずさんを極めるほどひどいもの。議員がその団体の会計を担う事務局長であったため、私が直接何度も議員控室に足を運んで、会計資料を一緒に作ったことがありました。苦い経験です。

〇1000本ノック事件
 同じく観光課時代の話しです。皆さん、国会で議員の質疑応答を見たことがありますか?議場で質問をすることは議員にとって晴れ舞台のはずですが、実際は勉強不足によるくだらない質問ばかり。

 なかでも、「観光」は質問しやすいですよね。「ゆるキャラ作らないの?」・「コスプレイベントはどう?」・「B級グルメ開発しないの」など。課長の力量でこのようなしょうもない質問は、議会前のやり取りで、ないことにすることもできます。しかし、当時の課長は質問を全て体で受け止め、それは終わりのない1000本ノックのようでした。当然課長一人では処理しきれず、当時主任だった私も答弁書の下案をひたすら書きました。

〇お金ないです事件
 福祉課で生活保護を担当していた時、生活保護受給者がお金を使い切ってしまい、食べるものがないと訴えてきたことがありました。当然、「そんなの知りません。自分で何とかしてください」と突き返しました。数時間後、その人は、共産党系の議員を伴って「何とかしてくれ」と再度駆け込んできました。議員も大変ですね。仕方ないので、賞味期限の近い防災用の乾パンを渡し、喜んで帰っていきました。

区議会議員について思うこと

 最後に私が区議会議員を見てきて思うことを話します。まず選挙で当選している。少なくとも数千名の区民の支持を受けているということは尊重すべきと思います。そして、区民の声を行政に伝える、行政の監視を担うという重要な役割も果たしています。その一方で、不満に思うこともたくさんありました。

〇議員立法を見たことがない。本当に勉強しているのか

〇本会議前に質問を考えるため、課長級を呼び出すが、日頃から行政サイドとコミュニケーションをとっていない(質問を考えてもらうとんでもない議員もいた)。

〇選挙がある以上、お抱えの団体ばかりに目が向いている。

〇発信力が極めて乏しい。もう少し自分の活動をみえるかすべきなのだが。

 今回は区議会議員について書いてみました。自民党系や公明党系など、会派によってカラーも異なりますが、おとなしい公務員と異なり、ユニークな個性を持っている人が多かったですね。

 私は課長級未満だったので、議員も私に厳しく接するようなことはありませんでしたが、課長・部長はこの人たちの相手は大変だろうなとつくづく思いました。役所で働く限り、議員とは必ず関わる機会がありますので、今回のお話が役に立てば幸いです。

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