(19)転職活動を振りかえって(その2)

転職活動

 今回の振り返りでは、実体験を通じて感じた書類選考・面接選考のポイントと、転職市場において公務員の経験・スキルがどのように見られているのかをお伝えします。

■書類選考のポイント

 書類選考ではWEBでエントリーシートと職務経歴書を提出します。言うまでもありませんが、書類選考を通過しない限り面接に到達できないため、絶対に力を抜くことはできません。私が感じた書類選考のポイントは以下のとおりです。

  • 面接官に突っ込んでほしいこと、自分が話しやすいエピソードを重点的に書く。
  • 面接官は職務経歴を時系列聞いてくることが多いため、漏れなく記入する。
  • 誤字脱字や、文章の流れがおかしいなど、見落としを防止するため、書類エントリー前にベーシックなエントリーシートと職務経歴書を作成する。それをエージェントに見てもらい意見を聞く(奥さんなど、エージェントでなくてもOKです)。
  • ベーシックなものができたら、それをベースにエントリーする会社によって微修正する。(例:事業系の会社にエントリーするなら、役所時代に企画した事業を手厚く書くなど)
  • 会社情報を集めるなら、採用ホームページ、社長のメッセージ、会社四季報(財務状況)、プレスリリース(HPに掲載されている)がお勧め。

 書類選考では、大半は同じの内容の使いまわしでよいと思いますが、「自分の○○の経験を活かして御社の○○の事業で貢献できる」など、所々で企業ごとの違いを書いてください。

■面接のポイント

 私は私は面接でたくさん失敗しましたが、数を重ねるうちに面接スキルが向上して、成功率もどんどん上昇しました。そんな私が感じた面接のポイントをまとめました。

  • 面接官はどちらかと言うと、話す内容より、話し方やトーンを見ている。
  • 面接官のタイプはラフな口調、淡々、フレンドリー系など実に様々だが、相手に合わせつつ、自分は明るさを前面に出したほうが良い。

絶対に真面目よりも、明るいという印象のほうがプラスです。「この人ならチームに入ってやっていける」と思わせれば勝ちです。

  • 面接官は公務員の世界をほとんど知らず、意外と興味深く話しを聞いてくれる。エピソードなどを交えながら自分のPRしたいことをイメージしてもらえるように話す。

 皆さん、採用面接は相当久しぶりで、最初は思った通りにいかないと思います。特に表情は硬くなりますよ。経験上、数をこなすほど上達することは間違いないので、1回失敗してもめげずに、素の自分を出せるようトライ&エラーで面接スキルを磨いてください。

■公務員の経験・スキルは転職市場でどう見られているのか

 ゼネラリストとして幅広い能力が求められる公務員の総合的な能力、真面目さ、接遇などはPRできます。しかし、その裏返しとして特徴がないとも受け取られ、公務員の経験・スキルは転職市場において特段評価される要素は、残念ながら低いと感じました。

  未経験の分野は、30歳前ならこれからの学習・成長も期待してOKとする場合もありますがが、年長になるほど厳しいようです。ちなみに、もし公務員という分野の経験しかないという問いに対しては、区役所なら出張所、国保・税金、産業経済、まちづくり、福祉など異動するたびに異業種に取り組んでいるとPRすることができます。

 我々が思っている以上に、面接官は「公務員って何ができるんだろ!?」という前提で書類選考や面接に臨んだほうが良いです。その中で、「へ~、公務員なのにこんな経験してるんだ、私たちの○○の事業と関連するかも」と思ってもらえるよう、自分なりに工夫してみてください。

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