(19)区役所でも動き出したテレワーク

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 今回はテレワークに焦点を当てたいと思います。新型コロナウイルスの影響で、大企業を中心に在宅勤務(テレワーク)が一気に進みました。それは在宅勤務不可能と言われていた区役所でも同様です。現状、どのようなやり方で・どの程度テレワークが進んでいるのかお話しします。

■区役所でのテレワークの取り組み

 新型コロナウイルスへの対処として、職場内の密集を避けるため、区役所でもテレワークが約2年前から始まりました。あくまで私がかつて在籍していた区の取り組みに限った話ではありますが、区役所のテレワークの特徴についてお話しします。


〇全ての職場で実施はできていない。福祉職場などは全員事務所に出勤している。

〇どの職場にテレワークが適用されるかは、人事課が決定している。

〇誰がその日テレワークするのかは、主に係長がローテーションを作成して決める。

〇業務や区民サービスに支障が出ないよう、在宅勤務ができるのは係の1~2割程度。


〇専用のノートパソコンを各職場に貸与配布することで、共有フォルダの閲覧や文書決裁システムなど、事務所と同じ環境で仕事ができる


〇仕事管理として、事前に業務計画を提出し、テレワーク後報告書を提出する。


(家内の様子を見ると)
 家内も公務員で、週1回くらいテレワークをするようになりました。いま妊娠してつわりのピークのため、テレワークできることは相当ありがたいようです。まあ、妊娠前の様子を見る限り、だいぶ羽を伸ばしているように見えました(笑)。

■係長の苦労

 いつの時代でも何か新しいことが始まると係長は苦労します。まず、テレワークシフト表を作成することが大変です。基本的に皆さん、テレワークをやりたい人が多く、個々の状況と課・係の繁忙期をにらみつつシフトを作成します。うまく全体のバランスを配慮しないと、「何で今回私はテレワークできないの?」・「あの子やたら在宅多くない?」など不満があふれ出します。
 また、報告書の内容が薄いと、「もうちょっと書いて」と督促しないといけません。テレワーク中の職員が作成した文書決裁でミスがあると、電話かメールで修正依頼するなど、対面では想定できない手間がありました。結局、私がテレワークできたのは一度だけで、あまり実感を持てないまま退職してしまいました。

■今後、区役所のテレワークはどうなるのか

 かつては在宅勤務なんて不可能と思われていた区役所ですが、新型コロナウイルスという巨大な外部要因が発生し、動かざるを得ない環境になった時の公務員は本当に早いということを実感しました。オフィスの職員数が1~2割減っても仕事は回り、難なく順応できていました。このまま改革が進めば、業務のAI代替化なども早く進むのではないかと期待してしまいます。
 1点気になるのが、テレワークの位置づけを今後どうしていくかですね。つまり、新型コロナウイルス対策の一環で始めたため、コロナが落ち着いた時にどうするのか。働き方改革の一環として継続するのか、その場合、どの程度を目標とするのかなど、今後検討課題に上がると思います。

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