(10)金利

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 私が投資を始めて以来、「金利」のニュースが今以上注目を集めたことはありません。その中心はアメリカ。コロナの経済対策でジャブジャブお金を市場に供給し続けた結果、急進行したのが今のインフレです。2月のアメリカのインフレ指数は約40年ぶりの前年比7.5%。こうなっては本腰を入れて対策を打つしかありまません。そのインフレ対策が「金利の上昇」。今回は、金利高における株への影響について、今回は見ていきたいと思います。

■金利に翻弄されるマーケット

 金利の上昇により、マーケットが荒れています。特にアメリカのハイテク株を中心としたNASDAQは年初から10%以上の下落を記録しています。お金の価値を示す「金利」。中央銀行は、この金利を上げ下げすることで、景気のコントールを行っています。そして、「金利の上昇」はお金を借りにくくして、景気を冷やす効果があります。景気を冷やしてでも、経済の動きを抑えたいのは、世界中で進行するインフレを退治するためです。

■ジャンル別の推移と金利

 金利が上昇すると、一般的に高い金利でお金を貸し付けることができる金融株は上昇し、資金力が低く、借り入れで資金を調達するハイテク株は株価が下落しやすい傾向にあります(他にも理由はありますが、ここでは省きます)。また、インフレが進行することにエネルギー、貴金属、食物といったコモディティ価格が上昇しやすくなります。これらの傾向を踏まえ、これらのジャンルの代表的なETFの価格推移をみていきます。

 比較銘柄が少ないため、これだけでは何とも言えませんが、以下の傾向が読み取れます。

〇過去数年、アメリカ株は強かった。

〇特にアメリカ・ハイテクの強さが際立っている

〇日本株はアメリカに比べて弱い。

〇他国は大幅に上昇しているが、日本の金融株は5年前比で-26%。

〇コモディティは急伸ではないが、順調に成長している。

■金利上昇時の対応

 金利の動向で市場の変動が大きい(ボラティリティが高い)状況ですが、当面は様子を見つつ、以下の方針で買いを進めていきたいと思います。

〇ハイテクは特に上半期は上下動が大きいと思われるが、小出しで購入してリスクをとる。

〇金融株はもう少し利益を伸ばして、どこかでリバランス(売って他のジャンルを購入)をかける。

〇買うものがなかったら、現金を増やす。

〇積立投資は継続。

〇個別株で大きく勝負しない。

 金利の上昇が目前に迫り、市場のボラティリティが高まっています。ボラティリティが高い時期は稼ぐチャンスでもありますが、やはり変動が大きいので、それぞれ可能なリスク範囲で投資を行いましょう。

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