土曜コラム「一流企業勤務でも不安な将来」

コラム

 先日、職場の同僚と話をして驚いたことがある。彼は1部上場企業に勤め、子ども2人を抱える30台前半の男である。彼によると「お金もないし、特にどこにも行けないから平日休みをとってもやることないんですよ」とのことである。私は中小企業からこの会社に出向しているのだが、これほどの大企業(売上高2500億以上)に勤めても生活が楽じゃないという現実に衝撃を受けた

 しかし、冷静に振り返ると、それは当然なのかもしれない。1990年から給料は上がっていないにもかかわらず、消費税をはじめとする増税、社会保険料の増大など、生活費は高騰している。毎年給料が上がる時代は、夫の一馬力でも何とかなったのだろう。しかし、外資企業や超一流企業の高給とり、繁盛している自営業又は会社でそれなりのポジションにいない限り、夫だけの収入では生活が成り立たなくなっているのである。

 お金が苦しいので楽しいことを諦める。悲しいことで、他人事には思えなかった(彼はいい奴なので)。何とかして手元に残るお金を増やさないといけない。但し、労働収入は一気に増やすことは難しい。では、支出面はどうだろうか。月平均でどれくらいの支出があるのか、ざっくりでも理解できていない家庭が多いのではないだろうか。

 私はかつて3年間毎月家計簿をつけていた。3年間の家計簿で分かったのは、旅行やお祝い事の支出など突発的な経費を除くと、月平均の支出が35万円~40万円の間であることが分かった。この金額を見て、「お金かけすぎじゃないの?」と思う方がいるかもしれないが、意外と生活費はかかるものである公共料金や家賃などの固定的な経費、食費、日用品費、遊興費、サブスクリプション、夫婦の小遣い、ちょっとした雑費などをきちんと計算すると、「生活ってもの入りね」を実感できる。

 おそらくこの時点で、子供のいる世帯では月ベースは赤字、配偶者のパートを入れてトントン、赤字分はボーナスで調整が多いのではないか。ボーナスで赤字を清算する‥、これでは貯蓄分が残らないあろう。この現実を認識していればまだいいほうで、子供の予備校費を見て愕然とするなど、必要となったときに打つ手立てがないことが一番怖い。

 今の時代、共働きは避けられないと思うが、すぐに始めることはできないだろう。しかし、何らかのアクションを行さないことには何も変わらない。まずは支出の内訳を見直しからだ。偶然の産物だが、私はこの事実に気づき、8年くらい前から支出を見直し、5年前から投資運用を始めて、今では放っておいても株式の配当金だけで年間40万円は入金されるようになった。

 支出の工夫や、すぐに始められる投資方法は、たくさんの情報他にもあるので割愛するが、今回は何故支出を見直し、投資する必要があるか、その背景についてお話しさせてもらった。

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